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キャリ-ケースの選び方

2020年1月29日

皆さん、動物病院に来る際はどの様にネコちゃんを連れてきていますか。

普段キャリーに入り慣れていないネコちゃんは、家でキャリーに入れるのも一苦労。

諦めて、抱っこや簡単な首輪とリードのみで来院するしかない、という方もいらっしゃると思います。

 

しかし、それはとても危険です!

病院はネコちゃんにとって怖い物だらけです。

待合で一緒になったワンちゃんに驚いたり、たくさんの人の話し声や足音に驚いたり、、

パニックになったネコちゃんは、思いもしない動きをするので飼い主さんでも押さえ込むのは不可能になります。

当院でも待合室でパニックになったネコちゃんが何匹かいました。

もしその時に待合の扉が開いていたら、、、想像するだけでも恐ろしいですね。

 

そこで今日は、おすすめのキャリーケースについてお話しようと思います!

キャリーケースには色々な種類があって、各ご家庭で使いやすいタイプの物があると思うのですが、今回は病院でも活躍するものをご紹介したいと思います。

 

 

こちらが我が家で長年愛用しているキャリーです!

 

 

まず素材。

プラスチック製がおすすめです。

ネコちゃんが粗相してしまったり吐いてしまってもさっと拭くことができます!

 

 

次に扉。

 

左右のどちらからも開けることができてとり外しも簡単にできるものがおすすめ。

この扉、診察の際にキャリーを分解し、いざ帰るときにキャリーを組み立てるのに手間取りやっとの思いで組み立て、最後扉を取り付けようとしたら、先に扉をつけておかなきゃいけなかった!ってことにならなくてとっても便利なんです!

(わかりにくい表現ですみません。分かる人には分かるプチストレスですよね。)

 

 

次に、上部の扉。

 

大きい扉だとネコちゃんの出し入れが楽にできます!

 

ガバッと開けてもキャリーは倒れません!

 

 

診察台にネコちゃんが自ら出てきてくれるのが理想なのですが、大体のネコちゃんは出てきません。

前しか開かないタイプのキャリーだと、手を突っ込んで無理矢理引きずり出したり、それでも手足を踏ん張って出てきてくれない子はキャリーを傾けて無理矢理出す、という光景をよく目にします。

これはネコちゃんにとってかなりストレスで、ますます病院嫌いになってしまいます。

上部が開くタイプのキャリーだと、さっと上から抱っこして出してあげることができるので、無理矢理出していることにはかわりないですが、ネコちゃんのストレスはグッと減ります。

 

上部が開くタイプのキャリーの中には、開けた状態だと蓋の重みでキャリーが自立しないものもありますが、このキャリーはそのようなことはないので、便利です!

 

 

そして、上下で分解できるものがおすすめ

 

 

上部の扉を開けてネコちゃんをだそうとしても、ネコちゃんがぺっちゃんこになって抵抗してなかなか出てきてくれないこともあります。

そんな時はキャリーの上部分を分解して外してしまえば、簡単にネコちゃんにでてきてもらうことができますし、怖がりの子は体重を測ったあとはキャリーに入ったまま診察、処置をすることができます。

 

キャリーに隠れたまま、診察や簡単な処置をすることができます!

 

ご家庭で収納する際にも便利ですよ。

 

 

 

最後に丈夫なものを。

 

 

バックル部分が大きく丈夫なものを選ぶと、開け閉めもスムーズ、分解組み立ても簡単です。

 

これがバックルです。大きくて丈夫で開け閉め簡単!

 

 

 

他にも色々な使いやすいキャリーがあると思います。

ご家庭のネコちゃんに合うキャリーを見つけて、安心安全な状態でネコちゃんを連れてきてあげてくださいね。

 

 

ちなみに、うちのネコもキャリーが苦手です、、、前しか開かないキャリーの時は、無理矢理押し込むのに苦労していました。

うちはネコがいない部屋でこっそりキャリーを組み立てて、何食わぬ顔で抱っこをし、そのままキャリーにポンッと入れると上手く入れることができます。

 

普段からキャリーに慣らしておくことも大事です!(災害時などでも役立ちます)